漆刷毛師泉清吉 活動 漆刷毛ヘアドネ−ション 日本人髪毛

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 2023年の活動


11/08-09    石川県立輪島漆芸技術研修所さん 

漆刷毛 江戸伝統技法の製作実演とお話を

2日間 させていただきました

九世 泉清吉 十世泉清吉


06/22    青山学院大学さん 

文化遺産論・文化財保存技術についてのお話

をさせていただきました。

九世・十世 泉清吉


 

03/08-09

 
   岩手 安代漆器センタ−さんん

漆刷毛 江戸伝統技法の製作実演とお話を

2日間 させていただきました

九世 泉清吉 十世泉清吉


 2022年の活動

 

12/08-09


 
   津軽塗り技術保存会さん

漆刷毛 江戸伝統技法の製作実演とお話を

2日間 させていただきました

九世 泉清吉 十世泉清吉


11/08


 
   津多摩美術大学さん 

江戸伝統技法の漆刷毛 文化財 のお話を

させていただきました

九世 泉清吉 十世泉清吉


 

06/08-09


 
   広島市立大学さん 非常勤講師

漆刷毛 江戸伝統技法の製作実演とお話を

2日間 4コマ させていただきました

九世 泉清吉 十世泉清吉

 

03/11


 
   文化庁補助パンフレット

 「乾漆刷毛」についてを発行しました

今回でパンフレット制作は最後になります

 

01/17


 
   さいたま市さん さいたま市文化財時報

2022年01月  榧りぽ−と 第83号

技術を受け継ぐ 漆刷毛製作 
〜がんばれジャパン 戻そう日本の髪へ〜 掲載していただきました

九世・十世泉清吉

2021年の活動

 

11/05


 
 2021−11 月刊 カバナンスさん  月刊 ガバナンスさん 2021年11月号

連載 32「技 匠」 写真と文 大西暢夫さん

に掲載していただきました

九世・十世泉清吉
  
10/27

青山学院大学 多摩美術大学
国立近代美術館・館長の小松弥生 先生著 

「文化遺産の保存と活用」

に掲載していただきました

九世・十世泉清吉
10/23

埼玉県立 民族と歴史の博物館さんにて

製作実演、お話させていただきました。

九世・十世泉清吉
10/10

十世 泉清吉 さいたま市広報番組に出演いたしました

10/06

高度付加価値宣言 (山本尚史さん 小林剛也さん共著)

に掲載していただきました

漆刷毛師 泉清吉
09/07

月刊 ガバナンスさんから取材していただきました

06/26

青山学院大学さん 

文化遺産論・文化財保存技術についてのお話

をさせていただきました。

九世・十世 泉清吉

05/29

九世 泉 清吉 旭日双光章を頂戴いたしました

03/31

文化庁補助パンフレット 「漆刷毛ヘアドネ−ション」についてを発行しました

02/09-11

 東北芸術工科大学さん

九世 泉清吉 十世 泉清吉

製作実演とお話をさせていただきました


2020年の活動

12/2-3


 金沢卯辰山工芸工房さん

九世 泉清吉 十世 泉清吉

製作実演とお話をさせていただきました
03/01

文化庁補助パンフレット 「江戸伝統技法 毛固め−1」についてを発行しました

九世 泉 清吉

2019年の活動


11/16

 人間国宝の先生の講習会にて漆刷毛のお話をさせていただきました

04/18

 テレビ東京さん 番組にて胴摺刷毛が紹介されました

03/01

 文化庁補助パンフレット 「江戸伝統技法 毛固め−1」についてを発行しました

 02/

   神社様に献納させていただきました。

九世・十世泉清吉

2018年の活動


12/12

   NHK石川テレビさん

石川県立輪島漆芸技術研修所さんでの実演講習

が放送されました

12/12

石川県立輪島漆芸技術研修所さん

製作実演させていただきました

11/19

 読売新聞さん あをによし賞の記事 掲載されました


09/25

   漆 伝統と革新 図録に掲載されました

05/29

テレビ朝日さん       「ソノサキ」で漆刷毛ヘア−ドネ−ショが

が放送、紹介されました

05/07

テレビ東京さん     世界遺産を守るキ−パ−ソン 漆刷毛ヘア−ドネ−ション 

放送 紹介されました

03/20

 文化庁補助パンフレット 「江戸伝統技法 毛引き・毛揃え」についてを発行しました


2017年の活動

 
 
10/01 新聞に漆刷毛製作とその想いが掲載されました
09/05 漆刷毛江戸伝統技法保存会 設立準備開始しました
09/01 「時計刷毛 洗い刷毛 ミガキ刷毛」サイト開設しました
03/08 東京新宿にて漆刷毛製作のお話会を2日間致しました
03/01 文化庁補助パンフレット 「江戸伝統技法 毛洗い」についてを発行しました
01/20 テレビ 和風総本家 「金澤の美を支える職人」で放送されました

2016年の活動

 
 
12/13 「絶滅危惧の素材と道具」NEXT100年 に九世・十世 泉清吉参加しました
12/06 石川県立輪島漆芸技術研修所さんで製作実演とお話
03/20 文化庁補助パンフレット 「時計刷毛」についてを発行しました
01/20 淡交社さん「なごみ」漆を継ぐ人々、に掲載していただきました
埼玉県 民族文化センタ−さんでの製作実演

全国で漆刷毛のお話と製作実演活動

漆芸にはなくてはならない漆刷毛ですが、一般には知られていません

裏方ですから、当然ですね

漆のお仕事をなさっておられる方でさえ、ご存じない種類の刷毛もあります

ついこの前まで使われていた泡消し刷毛などご存じない方がほとんどです

世の中が様変わり、そして製作環境も大きく変わり続けています

江戸以来366年の江戸ッ子職人、神田ッ児気質

その血を引いているわたくしとしては、表舞台にしゃしゃり出て

「こんな風に作ります。」とか「こんなに上手く作ります。」

なとど野暮なことは言いたくないのが本音です

道具づくりはひっそりと裏方で佇んでいるほうが粋だと思っています

けれど、話しておかないと、ご覧いただいておかないと、366年間の

江戸伝統技法がわからなくなってしまいます

最近は SNSで簡略技法も流されるようになりました

江戸伝統技法の漆刷毛も同じだと誤解されてしまいます

そんなわけで、お話と製作実演をさせていただいております

 

皆様に少しても実際にご覧いただき、知っていただき、ご理解いただくこと

それが日本に366年間続いてきた漆刷毛・江戸伝統技法

を次代に伝えていく為に必要なことだと考え

40年 ぐらい前から全国で製作実演やお話をさせていただいているのです

江戸伝統技法で製作した漆刷毛が途絶えれば

日本の漆芸、漆器、国宝修理にも大きな影響が出て参ります

656年の初代泉清吉から366年間続いてきた

正統派の江戸伝統技法をぜひ知って頂きたいと思います

 

わたくしは今でも簡略製法をしておりません

江戸の初代泉清吉とまったく同じ製法を続けています

同じ形の漆刷毛と云っても、他とは中身は全く違うものです

 

次代の十世 泉清吉にも、この手業のたすきを繋げています

 

日本人髪・黒毛 の復活活動  漆刷毛ヘア−ドネ−ション活動

日本人 髪毛 漆刷毛 黒毛

ひろしげ 九世・泉清吉が復活させた黒毛

元々親父の八世・泉清吉の時代より、全国の方々から髪毛を頂いておりました

そうした髪毛をまとめて神田明神様で髪供養をしてから使用していました

これは、テレビ、ヒデオ、DVD「極める」の中にも其の場面が出てきます

神田明神様は祖父の七世・泉清吉が宮鍵講幹部をしていたご縁です

2000年から私九世・泉清吉が考案した独自の処理技法を工夫

種々の難点を解決して、この忘れられた「黒毛」を復活させました

「がんばれ ジャパン 戻ろう 日本の髪へ  現代日本人髪毛使用」

当初数年間はこのキャンペ−ンを展開して、たくさんの使い手にご賛同頂きました

現在は収集を業者さんに頼ることは不可能

しかし、集まります!これも運命かと思いますが

実はわたくしの母親の実家は床屋さん。母親も若い頃は東京・人形町で美容師

兄弟親戚全て、明治から数代続く美容院、床屋です

髪を扱うことならなんでも知っている頼りになる方々

そんな関係で2000年から20年間ずっと集め続けられています

 

元祖・漆刷毛ヘアドネ−ション活動

漆刷毛ヘアドネ−ション 活動 漆刷毛師 泉清吉

また、美容室さんとタッグを組み、漆刷毛ヘアドネ−ションとして髪を集めて製作しています

漆刷毛ヘアドネ−ション活動は2013年に自由が丘のflavor★salonさんと始めました

わたくしは、この漆刷毛ヘアドネ−ションは表だって広報してきませんでした

そのため、名前をそっくり真似をして漆刷毛ヘアドネ−ションの活動を始める人もでてきました

元祖・漆刷毛ヘアドネ−ションは自由が丘のflavor★salonさんと私九世・泉清吉です

ここはキチンと明記しておきたいと思います。

さらに2016年よりご賛同の美容室さんも増えて続々と集まっています

こうして集めて製作した漆刷毛は国宝修復や次代を担う使い手に渡っています

真似て集めて漆刷毛に仕立てたとしても、日本の国宝 文化財を守ることはできません

真似などせずに、自分自身で考え公道してもらいたいものです

 


2009年 玉井文化庁長官が 工房にお見えくださいました。有難うございました。 


 

2007年10月 ユネスコ会議での製作実演

東京国立博物館にて、海外のユネスコ委員の方々に漆刷毛製作を見ていただきました

当然ですが、ご覧になる方々は全て海外のプロ方

日本の手業がどんな風に感じていただけるのか少々不安でした。

手鉋での仕上作業、鉋刃での毛摘み作業に興味を持っていただきました

漆刷毛に使用する人髪には皆様に驚いていただきました

日本のみならず海外にも日本の伝統、漆芸や漆刷毛を知っていただければうれしいです

漆刷毛は海外の漆器修理にも必要なのです

 

 
 

漆刷毛は海外にも

韓国のテレビ会社さんから、人間国宝の先生のご紹介で取材にも来ていただきました

韓国の美術大学さんご一行が観光バスで工房に来られました

ドイツの漆研究者ご夫妻が通訳の方と来られました

金髪の漆刷毛も作りました

ドイツ、スイス、オランダよりも 多数見学にお出でいただきました

フランスの世界的有名なライタ−製作会社さんにも 長年ご使用いただいています

 

全国の大学漆芸科での製作実演

もちろん、一般の方々向けだけでなく、漆芸を学んでおられる若い方にも

見ていただかなくてはなりません

次代の日本の漆芸を担う方です

最初にご覧いただいた学生さんはすでに中堅となられて

ご活躍されてきています

私の場合はお話だけでなく

製作道具を全部持ち込まねばなりません

それが大変ではありますが

北は津軽から南は沖縄までさせていただいております

2014年からは十世 泉清吉も同行しております。

BS-i テレビにて漆刷毛製作の番組

2008年10月、BS-i テレビにて漆刷毛製作の1時間番組を放映して頂きました。

製作の一部の取材が多いのですが、今回は毛洗いから最後の仕上作業まで撮影していただきました。

とても良い、江戸伝統技法の製作記録になったものと思います。

八世 泉清吉の「極める」という製作記録DVDもありますので、比較していただいても良いかもしれません

 

そんな地味な活動を認めていただき、2014年、

文化財保存・修復の読売あをによし賞奨励賞を頂戴いたしました。

これも全て、使ってくださる使い手の皆様の応援のおかげです

これを励みに、これからも江戸以来の伝統技法を守りつづけて製作していたたいと思います

2021年には、旭日双光章を頂戴いたしました

十世 泉清吉も、江戸伝統技法を受け継いで修行を重ねております

 

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