泉清吉だけの江戸伝統技法

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明治 大正 昭和の七世 泉清吉          大正 昭和の八世 泉清吉         昭和 平成 令和の九世 泉清吉

 令和の十世 泉清吉



漆刷毛は多少の違いはあってもどの漆刷毛もほとんど同じ、とお考えの方も多かろうと思います

実際は、カタチは同じでも中身はまったく違うものです。道具、材料、製作技法もこんなに違うかと思うほどです

生粋の神田江戸っ児職人としては、自分の仕事はこうですああですとは、言いたくありません

野暮ですからね〜

しかし、今まで一子相伝の口伝・秘伝として伝えられてきた江戸以来の伝統技法

これを述べておかないと、後世に漆刷毛は全部同じと 思われかねません

これはどうしても避けたいと思います

現在、この江戸伝統技法を行っているのは漆刷毛師の泉清吉だけ

他店は、いろいろ理由はございましょうが アレンジ製法をしておられます



正統派 江戸伝統技法の泉清吉刷毛


毛洗い塩素薬品不使用です


強い次亜塩素酸で洗い、中和剤も使用  これでは大事な人毛が痛むことはどなたでもわかります

泉清吉は熱湯洗い  昭和の時代は、薪で煮立てた大釜でかもじを洗いました

江戸以来の毛引き・毛揃えをしているのは泉清吉のみ

他店製はとても手間のかかる、毛引き毛揃えの工程を一気に省く、押切り機で人毛の両端を切断

これでは、人毛の選別ができません  

なぜ 江戸伝統技法は面倒な毛引き毛揃えを3660年以上続けてきたのでしょう

360年以上続く、 泉清吉の製作秘伝がここにあります

江戸以来の毛固めをしているのは泉清吉のみ

他店製は、時間ずらし、日にちずらしの簡略毛固め

楽に毛固めできますが、 荒れ節、継ぎ節、ふくらみ節ができます


泉清吉は難度の高い江戸伝統技法の即時返し

写真のように口で巻込紐を引っ張る工程も江戸以来の泉清吉のみ

上の写真のように、ずっと江戸伝統技法を守り続けています

伝統、伝統といって古い技法を守るだけではね〜と言う人もいます

断じて違いますよ  

一度 全部の製法を解体しそれぞれ現代の技術で実証

その結果、続いてきた江戸伝統技法がやはり最適と判断したわけです

自分の膝の上で巻込作業のクサビを打つ作業をしているのも江戸以来の泉清吉のみ

何故、360年以上この技法を守ってきたか

そこには先人達の知恵が詰まっています

ここで理由を記載すると、また盗用されるので残念ながらできません


もちろん、理由があります  わたくし泉清吉の歯は欠け 膝の半月板は割れております

すこしばかり、神田ッ児の意地とやせ我慢も入っております〜 (笑)



その他、違いはたくさんあります

クサビも1種類だけではありません   巾サイズだけでなく、秘伝のクサビがあります

上記の正統派・江戸技法は譲れないところです



写真は1978年頃のわたくし九世・泉清吉

良い漆刷毛を作ろうと必死でした      漆刷毛の形はキレイにできます

けれど産地によって微妙に違うその差がわかりません

返品されたことが何度もあります

塗師に地域独自の使い方を聞こうと全国の産地を回りました

現在の広重刷毛は、そんな泥にまみれて得た使い手のご意見の積み重ねです


賞状シリーズ−1 一等金賞  

写真は祖父七世 泉清吉が明治45年4月8日

金比羅宮奥社三百年祭記念博覧会で受賞した金賞状です

まだこのころは、東京都ではなく、東京府だったのですね

この翌年八世 泉清吉誕生です。総裁は、あの大隈重信候

1枚の漆刷毛にもこんな長い伝統の歴史が詰まっています。

2016年私も金比羅さんにお参りさせていただきました。

 
だからこそ、世界遺産をはじめ国宝、文化財の修理修復に使われ、漆芸最高作品にも使われるのです

この江戸伝統技法をなんとしても次世代につなげなければなりません




 
今まで製作工程も詳しく公開、とても喜ばれてきましたが数年前から無断盗用して使う製作者が出てきました

文言や説明語句 言い回し方 その他を勝手に使われるため、誠に残念ながら中止いたしました

詳しい使い方 製作方法などのパンフレットご希望の方は ぜひ ご請求くださいませ  

 無料送付させていただきます



 毛揃え 毛引き 毛固め 悪毛 落ち毛 毛板 毛裁ち は漆刷毛説明語句として九世・泉清吉が考えだした造語です