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年に何回か木曽檜やアラスカ檜を購入するために東京の木場に行きます。

今回は工房探訪ではありませんが、番外編として木場の風景を載せてみました。

地下鉄、新木場駅を下りると、すぐにプーンと木の良い香りが漂っている町です。29年ぐらい前には、この新木場の場所ではなく深川の木場にありました。

 

 

昔、ゴミ捨ての夢の島、と言っていた新木場、日本の木材流通の中心とも言われていた新木場も大きく変わりました。

写真上右

駅の前にはNECソフトの本社。NECの会社勤めをしていたら、きっと何度かは来ていただろうなぁ、と思わず立ち止まって撮影してしまいました。

 

写真左

こんな風にスプルース、米ヒバ、米松、米杉、などいろいろな木材があります。全部使用した事があります。そして板材それぞれに木目などが違いますので、自分の目で確かめます。手で触れて湿り気を確かめる事もします。

 
30年ほど前、人間国宝の赤地友哉先生に檜をお譲りしたときに、東京湾に浮かせていた板材なのでやはり湿り気や塩気をとても気になさっておられた事を思い出します。

工業製品ではなく、天然のものですから、当然どれも同じではなくそれぞれ違いがあります。

その中で、価格と希望の長さや巾、目の具合などを慎重に見て、触って選んでいきます。

 

 
父親の代から50年以上のおつきあいなので、なんとか希望のものを見つけてくれます。
そうでなければ、なかなか刷毛に使う、美しく細かな目の板材は入手が
難しいでしょうね。

安いからといって「束もの」に手を出すと、紐をほどいたら中は全部、目が曲がっていて刷毛には使えないものだらけ、泣く泣く継板などにしたりしたこともあります。

有る程度の値段をだしても、必ず良いものを選びます。ただ、あまり選んで良いものばかり取っていってしまっても、ちょっと問屋さんも困るかも。

そうやって選んでも、1/3ぐらいは刷毛板にできず、継板にします。

   
どんどんと変貌する新木場、そして木材の市場、環境。私が使うような木曽檜板材の問屋さん、20年前まであった大きな製材所さんが次々と廃業。

大きな土地はトラックセンタ−にしてしまった方が経営が楽なのだそうです。小さな場所は駐車場です。  写真左

こうしてどんどん変わっていってしまうのですね。

今では、お台場に行く臨海線、有楽町線、ディズニーランドに行く人が使う京葉線も通る駅なのです。 そう言えば電車の中も、ディズニーランドに行くような姿の人ばかりでした。

わたくしが父親について行くようになってすでに35年経ちました。わたくしのカラダが効いて、直接行ける間はできるだけ行きたいと思っています。

 

   
   

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