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2008年6月19.20日と山山形市の東北芸術工科大学・芸術学部、大学院さんにお伺いしました。 梅雨時でもあり、天気がどうか少し心配でしたが蓮田の工房からクルマに製作道具一式を積み込んで、朝7時30分に出発。 350キロ、4時間30分で大学の前に到着しました。 早速小林伸好教授にお会いしました。 昼食に山形名物の板蕎麦をごちそうになりました。おいしいですね。 山道のような細い道路を登り、古民家の情緒ある蕎麦屋さんでした。 2時過ぎから、お話しをしながら製作実演の開始です。修復科からも見学に来られ、20人以上お集まりいただきました。 |
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まずは、いつものように髪毛のお話から。泉清吉刷毛の日本人髪毛使用の古かもじ、広重刷毛の中国産人毛使用、さらに金髪、インド産人毛、「がんばれ、ジャパン!」の現代日本人髪毛の切り毛−黒毛を実際に触れていただきました。 油分の違いがはっきりとわかりますし、太さも違います。インド産人毛は金髪と日本人髪毛の中間の太さです。(インド産人毛は現在使用していません。) そして根気のいる毛揃えの作業。 皆さんのご質問に答えながら、刷毛の構造や抜け毛の多い通称「お岩さん」の刷毛 のご説明。 小林先生に以前いただいたベトナムの漆刷毛、韓国の漆刷毛、中国の漆刷毛もご覧いただきました。 |
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そういった外国の漆刷毛も皆、初代泉清吉の考案した「鉛筆形漆刷毛」の形を真似てあります。 少し休憩してから、板作りの工程にすすみます。 クルマなのでいつもより多く数が運べた鉋で削っていきます。 微調整ができないので残念ですが20ミクロン程度の薄さで仕上。 そして2寸5分半通しの巻込作業をご覧いただいた後、実際に3人の方に体験していただきました。 赤毛半通しの1寸を巻込していただきました。 なかなか、しっかりと紐を巻いてくれましたのでクサビもしっかりと入りました。まったくの初めてなのにうまいものです。 |
| 画面一列目左から:
高橋まゆさん、西巻彩子さん 、藤井菜津美さん 、鎌田実希さん 、田中絵理加さん 泉清吉、菊池麦彦さん
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| 次の工程は仕上作業です。 2日間あると、今日皆さんが巻込作業したものを仕上げることができるのですが、今回は1日だけの日程です。 わたくしが巻込作業の終えて十分に乾燥させた1寸2分の刷毛を持参しましたので、その仕上作業を見ていただくことにいたしました。 持参した大小の鉋で段々と削っていきます。その作業のときに膝にかける、鉋屑付着防止の為の「膝掛け」を喜んでいただけました。笑 結構、この膝掛けはいろんなところでカワイイといわれますね。 最後は、切出しです。小型の鋸で上下の板作りを素早く切り取り、鉋刃できれいな砲弾型に整える毛摘み作業。 ほんの5−10秒で終わってしまう作業に 「オオーッ!!」と皆さんびっくり、喜んでいただきました。笑
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これは、日頃皆さんが切出しや毛摘みにご苦労なさっていてその大変さがわかっているから
出てきた声であり、有難いことです。 わたくしがうまくできて当たり前です。 35年間ほぼ毎日やっているのですから。 終了時間も迫ってきました。 少し時間を延長していただき、漆刷毛師のやり方での叩き、ほぐし・ゴミ出し作業をいたしました。 この作業部分は、各産地、各人によって様々なやり方があるので参考程度にしていただければと、思います。 |
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その晩は大学の端にある立派な「教職員用宿泊所」に泊めていただきました。 しかし、これがすごいもので部屋は、約20畳ぐらいはあるのではないでしょうか。通常のシングルの5−6倍?快適に休むことができました。 翌日は、少し切出し作業のお手伝いをしてから大学院生の方に、蔵王エコーラインを通り、蔵王「お釜」にご案内していただきました。 「お釜」とは蔵王連峰苅田岳のカルデラ湖で、エメラルドグリーンの美しさに感動です。 エコーラインの途中には、まだ雪の残っているところもありました。 |
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ここで山形名物の「玉こんにゃく」をバクリ。おいしいですね。 程良く煮上がった丸いこんにゃく。略して「玉コン」! さらにお昼にこれも山形名物の「冷やしラーメン」をいただきました。 氷の入った、スープも麺も冷たく、今回はおいしいトビウオスープのラーメンです。 |
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| 帰りは慣れたせいか、4時間で蓮田に帰れました。
合計700キロ。 山形までの道路も良く、空気も良く、景色も良く、にぎやか、明る く、楽しい製作実演とお話ができました。有難うございました。
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