漆刷毛師   九世 泉清吉

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  取材、掲載記録

 


江戸以来 日本の漆芸と共に歩んできた泉清吉

漆刷毛は陰の存在ながらも非常に重要な役割を果たしており、なくてはならない道具のひとつです

現在の漆刷毛のカタチを1656年に考案した初代・泉清吉以来日本の漆芸とともに歩んできました

他の伝統工芸品と同じく、漆刷毛をとりまく状況は非常にきびしいものがあります

しかし 絶対に簡略製法をせず367年続いてきている江戸伝統技法を守り抜いています

文化庁さんより文化財選定保存技術保持者として認定

ポ−ラ伝統文化振興財団さんより、ポ−ラ奨励賞

読売新聞社さんより、あをによし賞奨励賞

旭日双光章

を頂戴いたしました

これも皆、使ってくださる方々のおかげです  ありがとうございます

 製作のかたわら、正統派・江戸伝統技法の記録作成を文化庁さんの補助で毎年作成

漆刷毛にご理解 をいただくための講演や実演
をおこなっております

次世代の日本の伝統文化を守るため、十世 泉清吉への技法伝承も続けています

 

江戸の大火の一つ、振り袖大火の前年の明暦二年(1656年) 

人髪をもちいること、毛が最後まで通っている鉛筆型 、麦漆で硬く固めた毛板

の三大特徴を持つ漆刷毛を、日本で初めて考案して現在の形にした

初代 漆刷毛師 泉清吉の江戸伝統技法を、唯一わたくしだけが受け継いで製作しています

日本でただひとつ、世界でただひとつの技法です

同じ漆刷毛といっても、他店簡略製法と江戸伝統技法では全く違います

塗る方を思い浮かべながら刷毛のひとつひとつに魂を込めて作り上げる

という工業製品ではできない手仕事を誇りに思っています

わたくしの命ある限り毎日、毎日,なんとしても作り続けていくつもりです

わたくしの作る漆刷毛が、ささやかながらも日本の漆工芸、世界遺産 国宝修理

のお役に立てば本望でありこれ以上の喜びはありません。

 

第8回 読売 あをによし賞 奨励賞受賞

九世 泉 清吉のこれまでの道のり

→  九世 泉 清吉のプロフィ−ル


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